『異世界失格』は、2019年10月から「やわらかスピリッツ」（小学館）にて連載が開始した漫画作品です。作者・連載・コミックスの情報から、作品の魅力を知ってもらうための概要やあらすじなどをご紹介していきたいと思います。
作者情報
漫画：若松 卓宏
原作：野田 宏
『異世界失格』は
「やわらかスピリッツ」にて連載中です
（2024年6月現在）
「とりあえず話は1巻読んでから！」
という派の人はコチラから！
概要
『異世界失格』は、1948年に自殺を図った文豪太宰治が異世界に転生するというユニークな設定の漫画作品です。
異世界での冒険を通じて、彼は死に場所を探し求めるも、運命に翻弄され続けます。ファンタジー要素溢れる異世界での出来事と、太宰の憂鬱な視点が対照的に描かれ、シリアスとコメディが絶妙に融合したストーリーが展開されます。
原作小説やその他メディアミックス
漫画原作の作品なので
小説はありません
現在、単行本10巻まで発売中（2024年6月時点）
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2023年6月にテレビアニメ化を発表
2024年7月から放送開始予定となっています
アニメはAtelier Pontdarcによって制作
監督は河合 滋樹 氏が務めます
どんな作品なの？
世界観
魔法や冒険が日常的に存在するファンタジーの世界が舞台。1948年に自殺を図った実在の文豪、太宰治が異世界に転生するところから物語が始まります。異世界はであり、太宰はそこで新たな人生を歩むことに。しかし、彼の目的は英雄になることや世界を救うことではなく、「死に場所」を探すことです。
この異世界は、一見すると典型的なファンタジーの設定ですが、太宰治の視点を通じて見ることで、全く異なる印象を受けます。彼は常に憂鬱な気分で、異世界の現実に対して皮肉な視点を持っています。このため、読者は異世界の美しさや冒険の楽しさだけでなく、その裏にある厳しさや無常さも感じ取ることができます。
異世界への転生という一般的なテーマを採用しつつも、その描き方は非常にユニークです。
特長
最大の特長は、その主人公である太宰治のキャラクターです。多くの異世界転生作品では、主人公が新しい世界で強大な力を得て英雄的な活躍をするのが一般的。しかし、本作の太宰治はその真逆を行きます。彼は異世界でもなお、自らの死を望み、冒険やバトルを避けようとします。しかし、彼の皮肉な運命として、どんなに危険な状況に身を置いても生き延びてしまうのです。
また、太宰治を取り巻くキャラクターたちも非常に個性的です。彼の旅の仲間であるアネットやタマ、ニアなど、それぞれが独自のバックグラウンドと目的を持ち、太宰治との関係性が物語に深みを与えています。さらに、アニメ化に際しては、豪華な声優陣と詳細な演出が期待されており、視覚的にも聴覚的にも楽しめる作品となっています。
魅力
魅力はシリアスなテーマとコメディ要素の絶妙なバランスにあります。太宰治の死に場所を探す旅は、一見すると非常に暗いテーマですが、彼が巻き起こすトラブルや周囲のキャラクターたちとのやり取りがコミカルで、読者を飽きさせません。特に、太宰治の文学的な語り口が物語全体に詩的な雰囲気を与えており、他の異世界作品にはない独自の味わいがあります。
さらに、異世界の美しさと太宰治の内面世界との対比が、読者に深い印象を与えます。異世界の冒険と太宰治の内面の葛藤が交錯することで、物語に深みとリアリティが生まれています。また、アニメ版では、視覚的な演出や音楽が物語の雰囲気を一層引き立てており、視覚と聴覚の両面で楽しめる作品となっています。
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- やわらかスピリッツ
そのほかにも
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コミックス発売情報
『異世界失格』（ビッグコミックス）は2024年6月時点で、第3巻まで発売済みです。
＜発売日一覧＞
第1巻 ：2020年4月10日
第2巻 ：2020年7月10日
第3巻 ：2020年10月12日
第4巻 ：2021年2月12日
第5巻 ：2021年7月12日
第6巻 ：2022年1月12日
第7巻 ：2022年7月12日
第8巻 ：2022年11月10日
第9巻 ：2023年6月12日
第10巻：2024年2月9日
1巻発売後は期間が空きましたが
再開後は半年に1冊ペースで
発売していくものと想定されています
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